一応断っておきますが、私は皇室にさして思い入れがないので皇統については男系だろうが女系だろうがどっちでも良いという立場です。
イボ道場が作り出した「男系カルト」というレッテルには当てはまりませんので悪しからず。
パンダ師範は倉山満の記事を批判していますが、その批判の根拠は「バランス感覚」とやらだけです。
パンダ師範は倉山の意見の要点を列挙して批判をしていますが、私は当の倉山の記事を読んでいないので、果たしてこの要点が正確なものであるのか判断出来ませんが、ここはパンダ師範の誠実さを信じて話を進めます。
パンダは自分の「バランス感覚」について何の疑問も抱かずに信じているようですが、本来ならば、その「バランス感覚」について論理的に説明しなければならないのではないでしょうか。
そうでなければ、「あなたのバランス感覚はあなたにとってだけ平衡が保たれているものであり、それを世の中にそのまま適用することは出来ません」と言われておしまいです。
人に自分の意見を採用してもらおうとした時に、「これがバランス感覚だ」とか「当然の常識だから従え」などと言うのは烏滸の沙汰でしょう。
《むしろ傍系の天皇の即位を正当化するために 天皇の娘と結婚させたりしているのだから、 女系を重視していたともいえる。》とパンダ師範は言いますが、その天皇の娘は男系でありますし、単に権威づけの為に前の天皇に近い血統と繋げたという話であり、女系を重視しているのならば、その天皇の娘を即位させている筈なのではとの疑問は誰でも抱くと思いますよ。
わざわざ遠い傍系を連れてきてまで男系を維持しているんだと思うのが普通のバランス感覚なのではないでしょうか?
旧宮家復活、女性皇族を輿入れについて、パンダ師範は「時代錯誤」と一刀両断されていますが、では何故に先に行われた九州道場でイボナメクジ代表師範が「男のキャビンアテンダントは気色悪いから嫌だ」とか「お茶汲みは女性じゃないとダメ」とか「男の保育士は危険だ、ロリコンの可能性がある」などという発言について、「時代錯誤」と言って批判しなかったのでしょうか?
それもバランス感覚ってやつで空気を読んで同調してみせたわけですか?
パンダ師範は《せめて好きになった人と結婚させてあげたい、と いうのは偽善か?》と言って、美智子さまや雅子さまの例を挙げていますが、皇統(男系継承)の危機にならない限りにおいては自由であるだけでしょう。
《美智子さまと結婚された上皇陛下、 雅子さまと結婚された天皇陛下を受け入れた国民は 偽善なのか?》という脅し文句は議論をする者の態度ではありません。
このようにイボ道場の連中というのは、皇族を人質にして自分の意見を正当化しようすることを度々やらかします。
《いくら知識があっても、バランス感覚がなければ、 大局的な視点をいとも簡単に見失う。》と言いますが、何の根拠もないバランス感覚に基づいて知識を蔑ろにして良い筈がないでしょう。
私は倉山を支持する者ではありませんが、イボ道場のような知識を軽んじ、正体不明のバランス感覚なるものだけで物事を論じようとする連中には我慢がなりません。
そいつらはただの馬鹿か狂人です。
そんな馬鹿と狂人の展示場であるイボ道場については以前から指摘していますが、今日の昼にでもそのことについて再度取り上げていきましょう。
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