特に小林よしのりは女に弱くて、浮気っぽくて、モテモテで、ハニートラップにはすぐ引っ掛かる男だと、読者を「印象操作」している。》
イボナメクジは小心者らしく、誰に疑われたわけでもないのに早くも予防線を張って、保身の為の自己弁護を始めるのでした。
《本当はそうでもなくて、もう年だし、こんなに仕事に熱中していたら、女にうつつをぬかしている暇もないのだが、「印象操作」はうまくいっているようだ。》と書くのは、もしこの先、壇ミッツさんとのことが発覚しても、「わしの印象操作を真に受けたバカのデマである」と言い逃れをするつもりだったのでしょう。
「女にうつつをぬかしている」真っ只中にこんな言い訳を考えている臆病さには失笑してしまいます。
何を先回りして弁解しているのでしょうか。
奉仕の精神で頑張って、わしの息子を一念発起させよと命じているじゃないですか。
なぁにが「めちゃ大事!」ですか!
こんな見苦しいショートメールを送っているイボが《LINEは大人でも危険なツール》と説教しているのは何の冗談なのでしょうか?
高信用社会を蝕むものはなにか?ライジング309配信! | ゴー宣ネット道場
ホテルでの密会を前にテンションが上がるのは勝手ですが、「命令に従うタイプだし。」と言っている時点で、相手を精神的に支配し、逆らえない立場に追い込み、命令に従わせることに喜びを感じていることをはっきりと自白しているのと同じです。
しかもそれを平然と相手に伝え、それでもなお支配出来ると確信しているのです。
道場という異空間に身を置き、その共同体の成員になると、ハタから見たら圧倒的にデタラメなことが行われていても、それこそが正しく、それこそが真実だと錯覚してしまうのです。
これは道場に限った話ではなく、家族でも学校でも地域でも会社でも、どんな共同体でも起こり得ることなのです。
そこから離れた時に初めて、その共同体のおかしさに気づくのです。
家族内では当たり前だと思っていたルールを学校で友達に話したらドン引きされたなんて経験は誰にだってあるものでしょう。
私の家の場合でいえば、果汁100%のポンジュースをカルピスのように水で割っているのが当たり前だったので、友人が冷蔵庫から取り出したポンジュースをコップになみなみと注ぎ、それを一気に飲み干しているのを見て仰天した思い出があります。その友人のことを原液を飲んでいる馬鹿とさえ思いましたが、馬鹿は私の方でした。
つまりイボナメクジの言葉が絶対である共同体に帰属している人がイボナメクジからの命令に逆らえるわけがありません。また、ポンジュースは薄めて飲むものだと教えられたら、それが常識だと思い込んでしまうのは仕方がないことです。
大事なのはどこでそれに気づくかです。
さて、イボナメクジはインポであることを悩んでいました。
幼児体型の女性といたそうとした時に、うんともすんとも言わないフニャチンに絶望し、普段から「役に立たなくなった老人は安楽死すべき」と主張している手前、勃起不全は即ハラキリだと思い、勝手に恐怖にすくみ上がり、勃たないのは自分のせいではなく、幼児体型で魅力がない女が悪いのだと自分を納得させ、切腹逃れの言い訳にするのでした。
そうして、「知的魅力と性的魅力を併せ持つあの女ならば、わしをフル勃起させるに違いない」と思ったのか、いかにも命令に従いそうな貞淑な雰囲気のある壇ミッツさんに声をかけたのです。
数年の間、手を出さずにじっくりと道場という共同体に馴染ませ、そここそが大切な居場所であると思い込ませ、わしは君の知性や感性を買っているというようなことを吹き込み続けた末にやっと声をかけたのです。
「どんだけ慎重やねん!」と思わずツッコミたくなりますが、壇ミッツさんが言うには実像は驚くほどに小心者の腰抜けらしいので、その慎重さもさもありなんと得心します。
私は著名人がファンに手を出すことを非難するのは野暮であると思っていることは強調しておきたいと思います。
それは互いに同意し、互いにメリットがあることでしょうから自由にしたら良いと思っています。
しかし、イボナメクジの場合はそれに当てはまらないことはもうお分りいただけるでしょう。
ともあれ、イボナメクジは壇ミッツさんにシェラトン都ホテル東京の部屋を予約するように厳命しました。
道場というコミュニティに帰属してしまった壇ミッツさんはイボナメクジの言われるがままに自らホテルに連絡を取り、部屋を取ったのです。
何故にイボナメクジは自分で予約を入れないのかというと、「超有名人のわしが部屋をリザーブしたら週刊新潮や週刊文春、それにFlashなんかの写真週刊誌が黙ってないやろ」というのです。
しかし、壇ミッツさんが自らホテルを予約したことで、いわゆる性行為の強制性からイボは逃れることが出来ました。
こういったところは、かの山口メンバーよりも狡猾です。
そうして2017年6月25日日曜日に壇ミッツさんはシェラトン都ホテルまでタクシーで移動し、一人きりでフロントで二人部屋のキーを受け取り、独りぼっちでエレベーターに乗って、816号室に入り、誰もいない部屋でイボナメクジへ「816です」とショートメールを打ち込みました。
イボナメクジとのメールのやりとりはまるで業務連絡であり、何の色気もありません。
イボからのメールを見た時の壇ミッツさんの気持ちを思うと胸がしめつけられます。
「一体、自分は何をしているのだろう。何のためにこんなことをしているのだろう。これが公論に繋がるのだろうか」
おそらくはそんな気持ちになりながら、その気持ちを打ち消して、先生のためになることなのだからと自分に言い聞かせ、なんとか心を落ち着かせたのでしょう。
上にあるショートメールに、壇ミッツさんが「何か頼んでおきます?」というのに対するイボナメクジの返しが狂気です。
壇ミッツさんはダッチワイフでもテンガでもありません。
人格を持った一人の女性です。
イボナメクジにしてみれば、自分が勃起不全ではないことを試したいだけの道具に過ぎないのかもしれませんし、壇ミッツさんもそれは了解済みであったのでしょうが、それでも二人の人間が繋がりを持つのですから、ただ事務的にサクサクこなしてゆくのではなく、色気が必要でしょう。
軽く食事をとるなり、乾杯するなり、トークを弾ませるのも前戯の一つでしょうに、イボナメクジは「え?」と疑問符です。
そして「何もいらんよ。」ときたもんだ。
このエピソードからも分かる通り、イボナメクジが自身のマンガで描くようなモテ男ではないことは明らかです。
あれはただの願望なのでしょう。
《わしが「女に弱いというのは聖人君子と見られたくないがゆえの苦肉の策」と読者に説明しても、それが「印象操作」だと思われるかもしれない。「本当は単なる女好きのくせに」「本当はすぐ女に騙されるくせに」「本当は今でもモテるくせに」と、見破られるかもしれない。》というイボの去勢も事実を知った今はただ虚しい響きにしか聞こえません。
女性一人にホテルのフロントで部屋を取らせ、先に部屋で待たせ、ルームサービスも何も頼まずに、部屋番号を知らされてから自宅を出て、人目を避けて部屋に向かうセコイ野郎が何を偉そうに世間に物申しているのでしょうか。
「タクシー乗った。間も無く着く。」じゃねぇよ!
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