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ずっとゴー宣道場ブログ読んでました

俳優の東出が不倫をしたと芸能ニュースが盛り上がっているようですが、お相手の女性は案の定バッシングされているようです。
この女性は若手の役者で、東出と共演した『寝ても覚めても』という映画は私の妻が非常に気に入っており、その女性の演技をベタ褒めし、今後の活躍を楽しみにしておりましたので、今回の件で干されることを危惧している様子です。

イボナメクジのように相手に関係を結ぶよう強要したわけではなく、互いが同意のもとに恋愛をしているのを赤の他人がとやかく言うなよと思うのですが、この芸能ニュースを見て気づいたことがあります。

雑兵門下生が壇ミッツさんにセカンレイプするのは、東出のお相手の若手役者をバッシングするのと似た意識なのかもしれません。
相手が妻帯者であると知っていながら寝取った性悪は許せないと何故か身勝手な正義感で怒りを沸騰させるたぐいのマヌケ意識です。

そもそもイボのやったことは東出のそれとはまるで違うのですが、イボ道場の連中は単なる痴情のもつれと決めつけ、性悪女が別れたあとになって未練がましく因縁を吹っかけているのだと思い込んでいるのでしょう。

こんな認識でいる連中がどうして伊藤詩織さんの被害を理解出来るというのでしょう。
まったくふざけた話です。

そんな時、壇ミッツさんの被害について理解してくださっている方からコメントをいただきましたので紹介します。
その方は以前にも自身の体験に基づいたコメントをしてくださっていたので、そのコメントの一部を再度紹介したいと思います。

氏のモテ話も、読んでいて、実際女の扱いがうまいんだろうけどかなり後ろめたいことをしているんじゃないかと思っていました。
あの[強姦ではないが迷っている女を決心させた]と言い訳がましく書いていたコマの絵は「これ強姦ですけど」と気味悪く思って怪しんでいました。

一度道場に参加したこともありますが、女性の大したことない発言を「鋭い」とやたら持ち上げるし、何よりも「先生が喜ぶんで」と女性は前の席に案内されるのも品定めのようで不快でしたが本当に品定めだったわけです。

壇ミッツさんの断れなかった気持ち分かります。
私も習い事の師匠の彼女に「彼があなたのこと気に入ってるから遊んであげてね」と変な承認をされ、会いたくもないのに断れずに会い、映画館で横で息を荒くして触られ、でも師匠だから嫌と言えずその後も普通ににこにこ接していました。やっと、触られても身を翻して立ち去れたのは習い事をやめてからでした。
壇ミッツさんのショートメールの文面を見て普通に返信しているじゃないかと思う人もいるかもしれません。違います。師匠には嫌だという気持ちがあっても出せないのです。

マンガで浮気を妻に承認されてるモテ男のように描いてるのは女に警戒心を持たせないためのワナなんでしょう。こんな迷惑な男は妻が厳重に縛っておくべきです。
氏は「ワシはサービスで女をほめるしその気になればクドくし」とどこかで書いていたことがありますが、女は何でも褒めときゃ喜ぶんだろうと勘違いしているんでしょう。
私は学生時代、彼女がいるくせに容姿を褒めてあわよくばとすりよってくる男に何人も遭遇し、旦那に出会うまで本当に男性不信でした。

小林氏、読んでますか?
あなたは完全にしょーもない勘違い野郎で、やっていることはパワハラ、セクハラですよ。
ちょくちょく違和感を感じながらも氏の立憲的改憲や女性の地位向上は本気だろうと支持していました。
しかし、「女尊男憐」などと、男と女でどっちがどうというような標語を掲げたのに、はぁ?と思っていました。これも女なんかサービスで褒めそやしておけばいいんだろうという差別心の表れです。》
(匿名希望さん)


続いて、更に踏み込んだコメントをくださいましたので、ご紹介します。

先日コメントしたゴー宣道場ブログをずっと読んでいる者です。

壇ミッツさんには共感できないという意見があるのも理解できます。でも私はそうではないと思う理由を申し訳ありませんが少し述べさせてください。
もし読んでくださる方は先日コメントをさせていただいたのでそれを読んでから、下記を読んでくださると大変ありがたく思います。

私は習い事の師匠にセクハラを受けましたが嫌がっているとは相手にも周囲にも分からなかっただろうと思います。
私はその師匠には全く好意も尊敬心もなく「生徒を変な目で見るなんて気持ち悪い男だ」としか思っていませんでしたが、師匠の彼女に遊んでやってと言われ(妻に浮気を承認されてるに通ずる)誘われるというシチュエーションでは、「NOと言う」という方の選択肢が欠落するのです。
尊敬心がなくてもそうなるのです。
ましてや壇ミッツさんは小林氏を(男女の愛としての好意ではなく)師匠としての尊敬という好意を持っていたのですから、私以上に「NOと言う」方の選択肢が欠落しやらねばならないと思ってしまったであろうと思うのです。

これが表面上はなんの問題もないように見えてしまう主従関係での性暴力、セクハラの構造です。なかなか分かっていただけない女性心理だとは思いますが、少しでも多くの方が分かろうとしてくだされば幸いです。

プラス、私は氏がマンガで自身を「妻に浮気を承認されてるモテ男」であるのが事実であるように描いているのは、女に警戒心を持たせないためのワナだと書きました。
自分が女好きで追いかけるというのではなく、女好きでもあるが多くの女に「愛されてきた」という描き方であるところがミソです。
氏は容姿としてはそう女性にモテるとは思えない風ですが、それでもそんなに女性が魅力を感じて愛してくるなら人間的にさぞかし魅力的な人なのだろう、きっと愛されたら思い切り愛し返す人なのだろうな、そんな人なら自分から愛したときは本当に愛情を持って優しくしてくれるのだろうと思わせる効果があるのです。

だから壇ミッツさんが氏に頼まれたとき、師匠だから断れないというだけではなく、自分に愛情を持ってくれたのではと警戒心を解いてしまっただろうと思うのです。断れないけど愛してくれるのならば、と。

ゴーマニズム宣言がもしそのような表現のない普通の社会派マンガであったら、壇ミッツさんはあのようなことを頼まれても「肉欲だけで使い捨てにされるのでは」ともっと警戒し、もしかしたらせめて「少し考えさせてください」と言えたかもしれないと思うのです。

氏が実際にはどのような女性関係を結んできたかはマンガの中にチラッチラッと表れており違和感を感じさせますが、私もまさかほとんどモテるとは思えないような男だとは思っていませんでした。
そしてあのモテ男としてのマンガ表現は女のみではなく、男もだます効果があると思います。「モテモテで羨ましいね!やるね!」という意味でだまされるというのではなく「そんなに女性に愛されるなら本当に誠実な魅力ある人柄なんだろうな」と信頼してしまうという意味です。

そう思わせるようにイメージ操作されたマンガであり、私を含め氏に好意を持ったり近づいてしまったりした人は、そのイメージ操作に騙されたと私は思います。
壇ミッツさん、違っていたらごめんなさい。(匿名希望さん)


コメントをくださった方は「女性心理」とおっしゃっていますが、それは決して女性に限定した心理ではないと思います。
たとえば映画監督松江哲明のパワハラ事案を見て分かる通り、それは人間ならば誰でも陥りかねない心理状態だと思います。


果たして壇ミッツさんがどのような気持ちであったのか、私には推し量ることは出来ませんが、コメントをくださった方の誠実さに胸を打たれました。
勇気を出して実体験を話してくださり、本当にありがとうございます。

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この記事へのコメント

  • ゴー宣道場ブログをずっと読んでました

    もうひとつ私がずっと気になっているのは、本来怒るべき彼女や妻が逆に浮気を頼む、奨励するという倒錯したシチュエーションでの心理です。こういう状況を経験した女性はそう多くないでしょう。
    まずひとつ確実なのは、主従関係でも最も断わる理由にしやすい「奥様がいるからダメ」という大きな逃げ道を壇ミッツさんは無意識にないものと思い込んでいただろうということです。もし言ったとしても「妻は許してるから」と言われたと思います。女にとって最良にして最大の逃げ道を最初から塞いであるのです。これは小林氏があれを描くことによって狙っていることであるのは間違いないと断定します。非常に巧妙で悪質です。本当は嘘のようですが、だったらなおさら悪質だと思います。
    あとこれは壇ミッツさんに当てはまるか分かりませんが、私は前に書いた主従関係から断れなかったのももちろん大きいですが、だけでなく彼女に頼まれたせいで、かえって「嫌と言ってはいけない。これは我慢せねばならないものなのだ」という心理状態が増幅していたと本当に思います。私の中に師匠に対する嫌悪感だけでなくそんな理不尽なことを頼んできて縛った彼女に対する大きな不快感があります。だから最初のコメントで「妻が厳重に縛っておけ」と妻に怒っているのだと思います。壇ミッツさんがどうだったかは分かりませんが、妻が許していると思い込んでいる心理状態が何か行動に影響を及ぼした可能性はあると思います。「奥様に頼まれているような感覚」とでもいいますか。これは想像でしかありません。でも一つ目の指摘は確実だと断定します。

    一般にあるものについて捏造を真実であると言って印象を上げたり下げたりすることを「デマによるイメージ操作」と言い、決してやってはならないことです。小林氏のやっていることはまさにそれであり、さも自分は何でも自分のことさえ包み隠さず真実を公表するという風を装って、ほぼ捏造の自分を真実と描いてよい方へイメージ操作し、自分の言説や人柄への信頼を高めているのですから、その悪質性は犯罪的であるとすら思います。
    2020年01月25日 05:45
  • kp

    師弟関係があり拒否したら道場に参加できなくなる恐れや人間関係が悪くなる恐れがあるから拒否できなかったんですね。
    やっぱり道場に参加する読者は嫌いだわ笑
    あの雑談しているだけの議論をどうしても見たいなら動画で見ればいいし何故そんなに道場なんかに依存するのか分からない。
    薬を盛られた訳でもないし拒否出来る立場だったから私はどうしても共感ができないですね。

    小林よしのりは向こうから言い寄られて仕方なく抱いてやるという頭山満のようなカリスマのある人間に憧れていて自分もそうだと思い込んでいるんじゃないのかな?
    そういうイメージを漫画で流しているので最初は近づいてくるが実際はコミュ症で全く頭山満ではないので最後は男も女もみんな離れていってしまうけどね。
    2020年01月24日 07:39