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首相会見を聞いて

イボ道場を観察していると時折、言葉を失うことがあります。
今がまさにその状態にあります。

日本ではコロナは拡大しないだろうと思っていたが、その通りだった。》

このイボブログを読んだイボシンパたち全員は異口同音に「さすが先生の予言通りです」と絶叫し、こうべを垂れるのでしょうか。
このブログの内容は最初から最後までツッコミどころしかなくて、いちいち指摘するのもバカバカしくなり、「面倒臭いからほっとこ」と呆れて投げ出したくなる効果抜群です。
つまりイボナメクジはそれを狙っているのでしょうか。
コロナは拡大しないと思っていたのなら、別に中国人観光客を入国禁止にする必要もないでしょうに、イボはパニックを起こして排外主義を剥き出しにして騒いでいたのも今では懐かしい思い出です。

しかも感染者の8割は他人にうつしていないそうだ。
ならばインフルエンザより安全じゃないか!》

おそらく安倍首相は「専門家」の話を総合したペーパーを読んだのだと思うのですが、確かイボナメクジは「専門家」を信用しないのがナショナリストの考え方であるとつい最近ブログに書いていたような気がするのですが、どういうわけか、内閣総理大臣がお墨付きを与えた専門知識ならば、まるごと信じてしまうようで、大したナショナリストですね。
しかも、そのコロナウイルスの知識はちょっと情報を収集している者ならば、首相の話を聞く前から知っていたことばかりでしたが、イボナメクジは羽鳥のモーニングショーしか情報源がないから、そんな体たらくになるのでしょう。

やっぱりモーニングショーや他のマスコミが煽っていただけなのだ。》

イボナメクジにとってモーニングショーは日本の代表的な報道機関であるようで、何故か唯一名指しで批判しています。
たかが朝の情報番組をここまで重要視しているナショナリストもなかなかお目にかかれません。
朝からテレビに噛りついているヒマなお爺ちゃんを称してナショナリストと呼んでいるのでしょうか。

特に日本では、濃厚接触しない「おじぎ」の文化があり、「マスク」は普段からしている人が多いし、「手洗い」を推奨すれば、過剰なほど徹底する。》

唐突に江戸しぐさを語り出し、ハグやシェイクハンドはしない美しい日本の感染予防文化を誇るナショナル勃起のお爺ちゃん。
遠藤ミチロウが歌ったように、ナショナリズムのエゴイズムを剥き出しにして、日本人はマスクをしている人が多いと言い出すわけですが、つい先日までは《中国人は日本滞在中もみんなマスクをつけているが、日本人はつけていない。やっぱり日本人は平和ボケなんだろう。》などというボケをかましていました。

日本人はパンデミックよりインバウンド消費の方が大事らしく、中国政府の方がコロナ・ウィルスの輸出を警戒している。》

やはり専門知識を信用しないナショナル勃起のEDお爺ちゃんはその場しのぎで適当なことを言って、日本人は《「手洗い」を推奨すれば、過剰なほど徹底する》ぐらい道徳的だから大丈夫と無根拠に断言するのです。
これぞ神風ニッポン思考であり、その思考が無謀な戦争に突入させ無残な敗戦を招いたわけですが、歴史に学ばず、過去を改竄するイボナメクジにはその自覚はないようです。

日本にはおじぎ文化とやらがあるから感染が広がらないという考え方はなかなか鳥肌モノであり、私からしたら「菌をばらまく」などと言って飲み屋で騒ぐおっさんこそ、日本の文化を象徴していると思ったので、文化というものほど価値判断の基準にならないものはないでしょう。


さて、専門家の意見は信用せず、あやふやな文化を持ち出すイボナメクジでありますが、そのシンパであるポンチ騎士団ズリセン弾き(仮名)がライジングコメント欄にて、マヌケな専門家批判を展開していました。

「専門家」なる人々がメディアを賑わせているんですね。彼らはごく狭い針の穴ほどの領域の「専門家」であって、人間や社会の専門家ではありません》

ズリセン弾きは何を当たり前のことを得意げに言っているのでしょうか。
テレビに専門家を出すのはその専門分野の知識を聞く為であり、別にそれ以外のことを求めてはいないでしょう。
今回のことでいえば、感染症についての知識を聞くのが目的です。
仮に専門家同士で意見が違っているのならば、それぞれの主張に耳を傾け、その学者がどの立場から発信しているのかを自ら調べ、その上で判断してゆくべきであり、専門家の意見に耳を塞ぎ、ナショナリストの立場なる珍妙なポジショントークをしたところでクソの役にも立ちゃしません。
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このように、ひたすらイボナメクジに従順なズリセン弾きでありますが、同じイボ道場門下生の立場にある人たちにはやたらと尊大な態度で振る舞い、不要なマウンティングを仕掛けています。

前回まで中四国道場内での出来事について書いてきましたが、次回からはその続きを書いていきたいと思いますので、興味がある方はお付き合い下さい。

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