どのようなことになろうが、必ず勝利宣言をして、そうしてまた別の話題へと移行してゆくだけです。
それについてはどこからも抗議が来ませんので、勝手に内輪で勝鬨をあげると見て間違いありません。
何故なら、このコロナ禍について誰も何の勝負もしていないからです。
その手口は爽快な学会と同じです。
それは生前退位の件で実証済みです。
散々特例法に反対していたくせに、いざ特例法案が通り、つつがなく譲位が執り行われ、改元するや、それは道場の働きかけがあったから成立したなどと平然と言ってのけ、道場の大勝利だとデタラメなことを喧伝していました。
でありますから、今回のコロナについてもまた同じことが繰り返されるだけでしょう。
ずっブロさんがイボナメクジのデタラメさについて論理的に批判し、誠実に意見を述べてみても、徒労であるかもしれません。
道場側は事実を知ることに興味もなく、問題が解決するために何かしようなどとも考えておらず、とにかく自分たちが、「大勝利を収めた」という手柄が欲しいだけなのです。
ですから議論を重ね、問題解消の糸口を見つけようなどとは微塵も考えていないゆえに、ずっブロさんの意見などはハナから聞く耳を持っていないのです。
《<スウェーデンの収束と集団免疫について>
スウェーデンのカロリンスカ研究所から、新型コロナにT細胞による免疫が大きく関与していることを示唆する論文が出たようです。(注意:未査読)
そしてこれを受けて、7月17日、スウェーデン公衆衛生局は、「ストックホルムで集団免疫を40%獲得した」と発表しました。
これにより、木村もりよ氏などのスウェーデン礼賛派が「スウェーデン成功、緩和策による集団免疫の勝利」ともてはやし、イボもまた手のひらを返してすり寄っているのです。
しかし、これが本当に集団免疫獲得による収束と言えるのかは、私は様子を見るべきと思っています。
理由は
1.免疫率が推測でしかないこと。
新型コロナの免疫は想像以上に実測が難しかったというような言い訳をしているのですが、肝心の免疫率が『推測』でしかないものを発表するのはいかがなものかと思います。
「また『推測』かい!」と思います。
2.仮に達成したとして、ストックホルムだけでよいのか?
あくまで「ストックホルムで」40%なのであり、スウェーデン全体ではないのに、感染の盾になりうるのか?という疑問は当然と思います。
これをスウェーデン全体の免疫獲得のように印象操作しているのが礼賛派です。
3.免疫40%のうちの20%に当たる抗体は消失する報告が多いこと。
T細胞のことは不勉強なので語りませんが、長く効果があるというなら結構なことだと思いますが、抗体の方は消失する可能性があります。
先日ライジング購読者様が貼付してくださった記事から、このような記事も見つけました。

2.仮に達成したとして、ストックホルムだけでよいのか?
あくまで「ストックホルムで」40%なのであり、スウェーデン全体ではないのに、感染の盾になりうるのか?という疑問は当然と思います。
これをスウェーデン全体の免疫獲得のように印象操作しているのが礼賛派です。
3.免疫40%のうちの20%に当たる抗体は消失する報告が多いこと。
T細胞のことは不勉強なので語りませんが、長く効果があるというなら結構なことだと思いますが、抗体の方は消失する可能性があります。
4.収束に貢献するであろう他の要因を無視している。
まず、7月に感染者が激減する前に6月のひと月間、検査数を大幅に拡大(週あたり8万件)、希望者が利用しやすくしてかなり軽症者の洗い出しをしました(だから6月は感染者数が激増している)。
次に、4月下旬から老人施設の感染防止対策を念入りに行いました。社会的距離などの注意事項や老人の予防意識もかなり浸透したようです。
そういった要因をすべて無視して、集団免疫のおかげだと言うのです。
5.スウェーデンが実はあれだけ対策をしていながら集団免疫を獲得したなら、人口密度がより高く、感染野放し状態のブラジルなどの国でもそろそろこのような兆候がみえてもいいはずが、それがないこと。
そう思っていたら、このような記事がありました。この記事の方が公衆衛生局より冷静です。
次に、4月下旬から老人施設の感染防止対策を念入りに行いました。社会的距離などの注意事項や老人の予防意識もかなり浸透したようです。
そういった要因をすべて無視して、集団免疫のおかげだと言うのです。
5.スウェーデンが実はあれだけ対策をしていながら集団免疫を獲得したなら、人口密度がより高く、感染野放し状態のブラジルなどの国でもそろそろこのような兆候がみえてもいいはずが、それがないこと。
そう思っていたら、このような記事がありました。この記事の方が公衆衛生局より冷静です。
スウェーデンの多くの人は6月中旬から7月中は夏休み、学校等も休みで、密になる場所で過ごす時間が減ったことも7月からの収束に関係がありそうに思われます。
公衆衛生局も日本の礼賛派もこういったことをすべて無視するのです。
公衆衛生局も日本の礼賛派もこういったことをすべて無視するのです。
よく収束して見える死亡者数のグラフを全面に出して、他の国と同じと言うのです。
イボに「スウェーデンのグラフのみ出すのはペテン」と指摘したら、8月1日のおどれらでは「日本のグラフのみ」出して「スウェーデン成功」と言っていました。
スウェーデン在住の日本の方が様子を発信していますが、収束してきたとはいえ、まだ日に約300人(日本で換算すれば3000人以上)感染者が出ているのに随分気を緩めているらしいのには、大丈夫かと思っていました。
スウェーデン在住の日本の方が様子を発信していますが、収束してきたとはいえ、まだ日に約300人(日本で換算すれば3000人以上)感染者が出ているのに随分気を緩めているらしいのには、大丈夫かと思っていました。
「第2波も来てません」と言っていますが、いやまだ第1波の収束しかけだから!とツッコんでいました。
すると、8月6日にテグネル博士が警告を出しました。
すると、8月6日にテグネル博士が警告を出しました。
「ここ数週間、感染者数が上がってきている。これは悪い兆候だから、気を引き締めろ」というものです。
7月17日(3週間前)に集団免疫獲得を宣言しながら、『ここ数週間』感染者が増え出しているとは随分と役立たずな集団免疫だと思う私に罪はないと思うのですが。
日本でもひと月以上収束した状態が続いたというのに。(日本はせっかく経済打撃を受けながら得た収束を、イボは元より、K値の阪大の中野教授のような「自粛に全く意味がなかった」という超あり得ない科学を装った非科学的な輩が湧いて出て、政策にまで影響を与え、台無しにしたのはつくづくもったいないと思います)。
先日ライジング購読者様が貼付してくださった記事から、このような記事も見つけました。

Lockdown-free Sweden could see up to 5,800 more coronavirus deaths
テグネル博士は、対外的な自信のある態度とは裏腹に、実はあまり自信がないように思います。
最後に、テグネル博士の政策に反対するスウェーデンの25人の科学者たちが、集団免疫宣言後に出した意見を貼付し、一部抜粋しておきます。
最後に、テグネル博士の政策に反対するスウェーデンの25人の科学者たちが、集団免疫宣言後に出した意見を貼付し、一部抜粋しておきます。
公衆衛生局自身のテスト結果によると、あまりよくありません。抗体を保有するスウェーデン人の割合は10%未満と推定されている ため、集団免疫に近いところはありません。
スウェーデンの過ちから学ぶ
保健機関はスウェーデンのアプローチが最も適切で持続可能なアプローチであり、国が封鎖された他の国々はさらに悪化するだろうと実際に信じていた可能性があります。
スウェーデンの過ちから学ぶ
保健機関はスウェーデンのアプローチが最も適切で持続可能なアプローチであり、国が封鎖された他の国々はさらに悪化するだろうと実際に信じていた可能性があります。
おそらくこれは、集団免疫ではなく、当局が必死に彼らの戦略にしがみついている主な理由です。あるいは、初期の過ちを認め、何千もの不必要な死に責任を負うことを望まないことが、この変化への抵抗に影響を与えています。
それにもかかわらず、この段階での結果は明確です。
スウェーデンでは、この戦略により死、悲しみ、苦しみが生じています。
スウェーデンでは、この戦略により死、悲しみ、苦しみが生じています。
それに加えて、スウェーデンの経済が他の多くの国よりも好調だったという兆候はありません。
現在、私たちは致命的な感染症に対処しない方法について他の国々に模範を示しています。
結局、これも過ぎ去り、生活はやがて正常に戻るでしょう。新しい治療法が出来て、予後を改善するでしょう。
結局、これも過ぎ去り、生活はやがて正常に戻るでしょう。新しい治療法が出来て、予後を改善するでしょう。
うまくいけば、ワクチンがあるでしょう。それまで粘りなさい。そしてそれをスウェーデンのやり方でやらないでください。》(ずっとゴー宣道場ブログ読んでましたさん)
進化論を否定するようなキリスト教原理主義者の非科学的な妄言に感動するイボナメクジにはずっブロさんのコメントを読み取る知性は期待出来ないでしょう。
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