冷静な態度を装っている話者が論理を展開していると、その内容がどんなに異様なものであっても理路整然としているなどと評価されることもあります。
かつてオウム真理教というカルト教団の幹部がまさにこれを駆使しておりました。
いわゆる「ああ言えば上祐」というやつです。
《ピーチ航空のルールでも、現在の日本の特措法でも、マスク着用は義務ではない。「マスク拒否乗客」はマスクに関しては、法律に違反していないのだ。》
《離陸前の、「マスク拒否乗客」の態度なら、YouTubeで見ることができる。その冷静さ、理論的な拒否の仕方は、離陸してから、大騒ぎするような奴に見えない。》
イボナメクジはかつて不文法について、「公論」の核になるもののように主張していましたが、明文化された法律さえ破らなければ何をしても良いという考え方に宗旨替えした模様です。
例えば映画館で上映中にスマホを見ることは別に法律で禁止されているわけではありませんし、通話するのも個人の自由です。
映画館側はあくまでマナーとして使用禁止を呼びかけているだけであり、イボ理論でいけばそれに従う必要はないということになります。
さて、では映画館でのスマホ操作について法規制すべきでしょうか?
私はそれを望みません。あくまで不文法としてマナーを守るよう呼びかける現状で対処すべきであると思います。
そして上映中にスマホ操作する奴が注意を受けてもやめないようならばスタッフが強制退去させて良いと考えます。
ピーチ航空がやったことはそれと同じです。
さて、イボが冷静な態度のマナー違反者にリスペクトして必死に擁護しているものだから、イボの喜び組エキノコックスはまたしもイボを補完します。
《私の見た範囲では男性が「大騒ぎ」「威嚇」しているようには感じなかった。》
《インタビューを受けた当事者の男性は、「拍手が起こるということは非常に悲しい、残念なことだと思います。同調圧力に沿わない人間の排除に、喝采を送る匿名の乗客たちの姿に、私は、コロナ後の日本社会の縮図を見たような気がいたしまして、非常に残念な思いになりました」と、かなり理路整然と、丁寧な言葉で話していた。まったくその通りだと思った。》
マスク拒否男は冷静な態度で一見もっともらしいことを言って、自身の正義に酔い痴れているようですが、今朝のブログにも書きましたが、電車の女性専用車両に乗り込む男も駅員から降りるように促されても冷静な態度で、法律に違反していないと言って拒否するのは有名な話です。
女性専用車両に反対する運動をしている男たちは冷静な態度で乗り込み、注意を受けても頑として聞き入れず、むしろ降ろそうとする駅員が人権を侵害していると主張するのです。
そうすると、駅員は口調が荒くなりますし、乗り合わせていた女性客たちは感情的になって「降りろ」コールを始めます。
これについてもエキノコックス師範は同調圧力を感じて憤慨するのでしょうか。
女性専用車両に乗り込む男と今回のピーチ空港マスク拒否男のやっていることは同じであり、その主張もほとんど一緒です。
私には単なる迷惑行為をしている厄介な奴にしか見えませんが、イボ道場ではそのような奴こそが英雄であるようです。
なるほど、イボシンパがツイッターで他人の迷惑も顧みずにヘイトを飛ばすのも英雄的行為だとイボナメクジは考えているのでしょう。
だから、その手のシンパについて苦言を呈することもなかったわけです。
やっと合点がいきました。
ネット上でアイヌへのヘイトスピーチを繰り返しているのは紛れもなくイボナメクジの熱心な読者たちです。
これに対し、イボナメクジの家畜ドロヘドロは「中には、勘違いして変な影響を受ける者もいるでしょう。」というお決まりの逃げ口上です。
これに対し、イボナメクジの家畜ドロヘドロは「中には、勘違いして変な影響を受ける者もいるでしょう。」というお決まりの逃げ口上です。
《よしりん先生の著書が「アイヌ・ヘイト」に影響を与えたというのは、毎度おなじみの「『戦争論』がネトウヨを生んだ」という難癖と同じ屁理屈です。力のある作家の作品ほど、大きな影響力を及ぼすものです。中には、勘違いして変な影響を受ける者もいるでしょう。》
「力のある作家の作品ほど、大きな影響力を及ぼすものです。」
「しかしそれがどのような影響となって表れるかは、作家本人にもコントロールできるものではありません。」
とドロヘドロは言って、作家の発言に責任を問うことは言論弾圧だと言い切ります。
それならば、百田尚樹にも竹田恒泰にもはすみとしこにもケント・ギルバートにも何ら責任はないということになりますね?
「中国の旅」の本多勝一が自虐史観を植え付けたと責めていたイボナメクジというマンガ家がいましたが、本多勝一の著作でどんな影響を受けるかは読み手の勝手であり、本多勝一に責任を問うのは間違っています!
「しかしそれがどのような影響となって表れるかは、作家本人にもコントロールできるものではありません。」
とドロヘドロは言って、作家の発言に責任を問うことは言論弾圧だと言い切ります。
それならば、百田尚樹にも竹田恒泰にもはすみとしこにもケント・ギルバートにも何ら責任はないということになりますね?
「中国の旅」の本多勝一が自虐史観を植え付けたと責めていたイボナメクジというマンガ家がいましたが、本多勝一の著作でどんな影響を受けるかは読み手の勝手であり、本多勝一に責任を問うのは間違っています!
この記事へのコメント
よりしん信者さんがこれを書いた時点では、イボもヘドロもマスク拒否男を全面擁護していたので
それに倣ってこのレスを書いたのでしょうが、その後イボが手のひら返し、マスク拒否男が逮捕された現在も同じお考えなのでしょうか?
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飛行機内で「マスク拒否」の男性、事件から4カ月後に逮捕…なぜこのタイミングなのか?
2021年01月21日 10時26分
https://www.bengo4.com/c_1009/n_12367/
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よしりん信者
>例えば映画館で上映中にスマホを見ることは別に法律で禁止されているわけではありませんし、通話するのも個人の自由です。
映画館側はあくまでマナーとして使用禁止を呼びかけているだけであり、イボ理論でいけばそれに従う必要はないということになります。
これについては、スマホを禁止することは、スマホの使用が他人の映画の視聴を妨害するので、それを防ぐという「合理的理由」があります。したがってだれも映画館でのスマホ禁止について異論は出ないし、締め出しても問題ありません。訴訟になっても追い出された人の主張は認められないでしょう。
これに対し、飛行機内でマスクを強制する理由は「コロナの感染拡大を防止する為」というのが理由になりますが、ここで、マスクの感染防止効果が限定的であり、日本ではそこまで蔓延していない状況を鑑みると、飛行機内のマスクの強制が「合理的理由」かといえば、これは訴訟になってみないと分からないですよ。弁護士の腕が良ければ、「合理性なし」と判断される余地は十分にあります。ちなみにある弁護士が「合理的理由がある」とテレビで言っていたらしいが、それは、その弁護士の一見解です。合理性があるかどうかを判断するのは弁護士ではなく、裁判官ですからね。
女性専用車両の記述についてもあなたの記述は思考が浅いですね。本当はそれにもしっかり突っ込みたいのですが、長くなるので、割愛します。
あなたは、ゴー宣道場で不当な扱いを受けて、それを告発したいという部分については、反対は別にしません。僕は道場関係者ではないので、内部で何があったかは分からないから。
ただ、よしりんの思想批判はあなたの思想の底の浅さが露呈するので、あまりしない方がよろしいかと思います。
通りすがりの再訪者
このブログ自体の主旨は、鷲ヲさんのポリシーとは駆け離れたものだと思いますので不愉快に感じられたら申し訳ないですが、小林よしのりとその周辺を想起させるものがあります。
https://note.com/prof_nemuro/n/n7501f467a194?magazine_key=m36c45dcbe515